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破産と根抵当権者からの元本確定請求 [不動産登記]

根抵当権の元本確定期日の定めがない場合,根抵当権者はいつでも根抵当権の元本確定請求をすることができます。

ところで,債務者又は根抵当権設定者が破産手続開始の決定を受けたとき,根抵当権の元本は確定しますが,このケースですと,根抵当権者は単独で根抵当権元本確定の登記を申請することができるものの,当該根抵当権又はこれを目的とする権利の取得の登記申請を併せてしなければなりません。

そうしますと,債務者又は根抵当権設定者が破産した場合,根抵当権者は単独で根抵当権元本確定の登記はできるのですが,その後の根抵当権移転等の登記と同時に申請しなければいけないために,この制度が使えない場合が生じることになります。

上述の同時申請ができない場合,根抵当権者が単独で元本確定登記をする方法があるのか否か,すなわち,根抵当権は破産手続開始決定により確定しているけれども,改めて根抵当権者から民法398条の19の2項の確定請求ができるか否かの問題が生じます。

この点,色々な考え方はあるのでしょうが,結論は,このような場合,根抵当権者から根抵当権設定者の破産管財人宛てになされた民法398条の19の2項による元本確定請求により元本が確定したとして,根抵当権者から元本確定登記が申請できる(元本確定の日は確定請求が破産管財人に到達した日)ということになるようです(登記研究706号)。

私も,このたび,初めてこのケースでの登記申請をしました。この種の話しは,実務上の利害の解決に向けての対応が優先されているのかも知れません。

↓事務所のHPはこちら↓

http://www.office-iguchi.jp/


2011-05-23 18:00  nice!(0) 
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